CORPORATE INFORMATION
会社概要

鳥が飛び、木々がうたう、酒の杜をつくります。

三和酒類株式会社は、おなじみの麦焼酎「いいちこ」をはじめとして、清酒・ワイン・ブランデー・リキュール・スピリッツなどを幅広く手がける総合醸造企業です。「品質第一」を社の基本理念とし、原料や水を選び抜き、技術のすべてを傾けて、お酒を醸造しています。すべては品質のために。この姿勢は、いままでも、そしてこれからも、決して変わることはありません。

社名 三和酒類株式会社
資本金 10億円
設立 昭和33年9月5日
本社所在地 〒879-0495
大分県宇佐市大字山本2231番地の1
TEL:0978-32-1431 FAX:0978-33-3030
https://www.sanwa-shurui.co.jp
相談役熊埜御堂 宏實、赤松 健一郎、和田 久継
取締役下田 雅彦、西 和紀、赤松 元明、熊埜御堂 康昭
和田 正太郎、山田 圭一、渡邉 修、長野 壮一、髙下 秀春
監査役今永 浩二、岩尾 隆志、清水 進英
執行役員古屋 浩二、幡手 剛、首藤 和彦、鴛海 正一、林 圭
従業員 377名(令和5年10月23日現在)
沿革
研究活動

麹と発酵の技術から、新たな価値を創造し、よりよい社会づくりに貢献する。

日本の伝統的な食文化を支える麹による発酵。三和研究所では、酒造りで長年培ってきた「麹と発酵」の技術をベースに、人と人、人と自然との豊かな関係を目指し、社会の問題に向き合うさまざまな研究を行っています。私たちが研究を通して目指しているのは、かけがえのない自然の恵みと麹と発酵の力で、世界にたくさんの幸せな“Wa”をつくり出していくことです。

和やかな時間(和)と語り合い(話)の場に欠かせないお酒を、つねに最良の状態でお届けするための品質管理。お客様にもっとご満足いただけるモノやコトを実現するための技術の探求。製造の過程で生まれる発酵副産物を、新たな価値のあるものとして有効活用すること。お酒をつくる際のエネルギーを、より環境にやさしい循環型エネルギーに変えていくこと。さまざまな分野において、新しい技術を研究し発見することで、人と人のつながり(輪)、そして故郷や環境(環)を守ることにつながる、独創的な価値を社会に提供していきます。また、社外とのコミュニケーションを活性化するために、一企業の枠を超えた多岐にわたるテーマで産学官での連携を強化し、地域と社会に貢献できる優秀な人材の育成にあたるとともに、研究を通した社会課題の解決に取り組んでいます。

環境活動
環境への取り組み

環境問題に配慮した企業運営が求められているなか、私たちは「自然にやさしいものづくり」を基本理念とし、自然との調和を目指した“酒の杜”づくりを推進しております。
焼酎醸造副産物である大麦発酵液に含まれる有効成分に着目し、食品素材をはじめ、飼料・肥料の原料、エネルギーへと最大限に活用することを目的とした「拝田グリーンバイオ事業所」を設立。資源循環によって新たな価値を創造することで、人と人、人と自然との関係を豊かにし、お客様から愛され続ける企業を目指します。

品質について

美味しい焼酎は、良い原料から


1979年に麦焼酎「いいちこ」が発売された当初、当社は食糧管理法によって国から供給される食糧用大麦を使用していました。このような状況の中、美味しい麦焼酎造りに適した大麦とはどういう品質なのかを明らかにするため、大麦研究を開始しました。その後、制度の改正などを経て、今日では、使用しているオーストラリア産大麦の焼酎製造の適性を判断し、収穫年度、産地、品種ごとに最適な原料を調達することが可能な仕組みを構築できるようになりました。

オーストラリアでは輸出大麦の安全・安心を担保する体制が確立されており、オーストラリア国内において厳しい品質基準が設けられています。また、日本では、輸出されるために船積みされた大麦をサンプリングして、輸入事前検査を実施することで、安全・高品質であることを二重に確認しています。

麦焼酎「西の星」の原料である国産大麦ニシノホシは、大分県との共同プロジェクトで、日本国内で初めて焼酎製造適性のある大麦として評価された品種です。当社では栽培普及活動、生産者様との意見交換を通して、ニシノホシ生産の拡大に努め、国産大麦の良さを生かした焼酎造りのための研究を日々行っています。

「美味しい焼酎は良い原料から」という当社の品質に対する想い。原料大麦に関わるすべての方々とのご縁。これらを大事に、そして、お客様へ最高の商品をお届けするために、これからも最高の原料大麦を確保するための努力を続けてまいります。

Q&A

国内製造と国産の違いは何ですか?

食品表示法の原産地表示規則に準拠し、重量第1位の原材料が生鮮品か加工食品かによって表示が異なります。生鮮品が重量第1位原材料の場合は生産国を、加工食品の場合は製造国が国内か国外かを表示することとなっております。つまり、重量第1位原材料が大麦の場合は、オーストラリア産または国産(一部商品は国産)と表記され、大麦麹が重量第1位原材料である場合は、すべて当社工場内にて加工食品として製造されたものであるため、国内製造と記されております。

なぜオーストラリア産の大麦を使うのですか?

1979年に当社麦焼酎いいちこが誕生した際は、食糧管理法に基づき国から供給される大麦を使用して製造されておりました。その後研究所にて焼酎製造に適した大麦を探求し、世界でも指折りの大麦生産国であるオーストラリアの大麦集荷会社や大学との共同研究を実施し、さらには現地に赴いて情報交換を行ってきました。そうした活動を通じて醸成された信頼関係から、当社では主要原料としてオーストラリア産大麦を使用しております。

原材料表示が前と変わったのですが、お酒の味(仕様)が変わったのですか?

お酒の味は変わりありません。2015年より新たに食品表示法が施行され、表示に関わる規則が新しくなり食品の製造に使用した重量第1位の原材料については生産国(加工食品の場合は製造国)を表示する義務があるため表示変更を行っております。



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